電磁場ストレスお助け隊は
電磁場によるストレスの軽減策を施しますが、
電磁場はどんなに強くても、
使い方によっては良い作用を与えるかもしれない。
っていう視点も必要です。
ということで、
今回の研究レビューはこちらです。
マウスの行動に対する3.5-23.0テスラの超高磁界の短期的及び長期的な影響
という研究論文。
2022年中国の大学の研究論文です。
PubMed ID:35294587
MRI検査を受けた人はそう多くはないと思いますが、
機械の中で入って凄い音がするものっていうイメージなど
一般的に知られる検査の1つですね。
その画像精度を高めるためには、
より高い磁界を使うと良いそうですが、
20テスラ(テスラ=磁界の単位)以上の磁界が
生物に及ぼす影響を調査した研究は少ないそうです。
今回は、より高精度の医療機器の開発の一助になるような
研究と位置づけられたものからヒントを頂きます。
実験対象はマウス。
3.5-23テスラの超高磁界に2時間ばく露された後に
マウスの機能をテストしました。
結果、
平衡感覚や運動活動が一時的に低下という影響がありました。
一方で、
社会的な抗不安作用や空間的記憶の向上にも作用しました。
この正の作用は
海馬領域への強い刺激に対して修復機能が働き
特定の物質の分泌が促されたことが理由になるそうです。
著者は
ごくわずかな副作用と気分や記憶に有益な結果と
研究の考察をしています。
この研究を紹介した理由は冒頭でも述べましたが、
電磁波をただ闇雲に怖がるのではなく、
有用な使い方にも目を向けようというものです。
統合医療の分野で活用されている波動医学も
周波数であり電磁波であるといえるので、
どうすると負の作用で
どうすると正の作用になるのか
見極めることが大切だといえますね。



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