妊婦さん、お腹の上でスマホはやめてね。

文献考察

『妊婦さん、お腹の近くでスマホを見るのは注意しましょうね』

 

妊婦さんは周産期になるとスマホを見る機会って増えやすい環境にあります。

それは、動けなくなる分スマホを手にする機会が増え、何かと調べたり見たりと、通常よりも時間がとれる傾向にあるからです。

私の妻の時も、そんな印象がありましたが、あなたやあなたの周りの妊婦さんはいかがですか?

 

さて、この情報は電磁場ストレスお助け隊として、研究論文を参考に、予防の原則に徹した立場でお伝えしています。

参考にした論文はPubMed掲載の論文です。☆1

 

結論からみると1日2時間、電磁波に曝露されていると出生後の雄ラットの精子発達に悪影響がある。

ということです。

 

ラットの実験にて、妊娠期間を通じて子宮内の仔ラットが電磁波に曝露される環境にしたところ、雄ラットの生殖器細胞の壊死の増強や生殖細胞増殖の低下が認められた。

ためです。

 

さて、この研究で使われた電磁波の強さですが、電磁波の種類は2.45Hz、比吸収率(SAR)は1.73w/kgです。

 

これってどんな数値かわかりますか?

 

2.45GHzは、Wifiの周波数2.4GHz(または5GHz)に近い周波数です。SAR=1.73W/kgは携帯のSAR値の規制値に近い値です。

 

そして、1日2時間電磁波に曝露されています。

曝露ってちょっと難しい言葉ですが、電磁波にあたっている(浴びている)ってことですよ。

 

目には見えませんが、現代の私たちの空間は電磁波に溢れ、常に曝露されている状態です。

 

≪ここからは私の考察≫

この研究のポイントは、日常の環境に近づけた実験であるということ。(ヒトでの研究をこのようにするわけにはいかないので、ラットさんに感謝。)

 

つまり、妊婦さんが自宅でWIFiを使ってスマホをみていたら、、という想像に繋がるわけです。

子宮内への透過率など、様々な要素があるので、この研究が直結するわけではありませんが、予防の原則に立てば『スマホはお腹の近くでみない』方が良いと思いませんか?

 

大きなお腹の上に置かれた手でスマホを持っているっていう姿が想像できたら、妊婦さんのあなたは自分で意識して、家族や友だちなど妊婦さんの周りの人はちょっと気をつけた方が良いかもよ。

 

と優しくこの投稿を紹介してあげてくださいね。

*経験上、直接言うより伝わりやすいです(^^)☆1

 

雑誌名:Histol Histopathol 2021年タイトル:The potential adverse effect of 2.45 GHz microwave radiation on the testes of prenatally exposed peripubertal male rats.

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